2021.06.27

2021年度 全関東学生ダートトライアル選手権大会 試合報告書

去る6月27日(日)に行われました2021年度 全関東学生ダートトライアル選手権大会の試合結果につきまして、以下にご報告させて頂きます。


開催日:2021年6月27日(日)
開催場所:つくるまサーキット那須(栃木県)

○試合結果

(男子団体の部 出場9チーム)

順位学校名・チーム名合計タイム
優勝早稲田大学4分6秒096
準優勝本塾4分11秒651
3位中央大学4分12秒846
4位青山学院大学4分16秒011
5位東京理科大学4分25秒472

(男子個人の部 出場27名)

順位氏名(学校名)タイム
優勝最上 佳樹(早稲田)1分19秒281
準優勝坂田 佳哉(本塾環4)1分21秒779
3位尾形 莉欧(中央)1分22秒022
4位長谷川 将吾(青山学院)1分23秒025
5位神林 崇亮(早稲田)1分23秒337
11位菰田 千也(本塾経3)1分24秒452
12位小野 徳馬(本塾文3)1分25秒042

(女子個人の部 出場9名)

順位氏名(学校名)タイム
優勝大沼 すず音(早稲田)1分24秒241
準優勝上村 静香(中央)1分31秒491
3位金山 桃子(立教)1分37秒862
4位大山 晶子(聖心女子)1分39秒013
5位田中 杏奈(立教)1分42秒653
6位呉安 真耶子(本塾環2)1分48秒915

○戦評

去る6月27日(日)、丸和オートランド那須に於いて2021年度全関東学生ダートトライアル選手権大会が開催されました。

選手は選手選考を踏まえ、男子団体の部に坂田 佳哉(環4)、菰田 千也(経3)、小野徳馬(文3)、女子個人の部に呉安 真耶子(環2)の布陣で試合に臨みました。

予報では雨雲も多く雨天での試合が想定されましたが、当日は雨雲1つとない快晴で、部員と車両にとっては厳しい天候となりました。第1ヒート・第2ヒートともにドライ路面での走行となりました。

迎えた第1ヒート、男子団体の部第1走者として出走した小野は、堅実かつ安定した走りで確実にタイムを残します。続く第2走者の菰田は、落ち着いた走行ながらも路面の微妙な変化や車の状況など第3走者に確実に情報を繋ぎ、危なげなくタイムを残しました。そして第3走者の坂田は他大学の状況や路面の状況、そして2本目で雨が降る危険性も鑑みて、直前までタイヤ選択を粘り唯一の四輪ドライタイヤを導入し勝負を仕掛けました。鬼気迫る走りと周りを信じた渾身のアタックにより2位を2秒以上離し、全体1位の好タイムを記録し、午前を折り返しました。

 一方、女子個人の部の呉安は、前半区間の舗装とダート路面が入れ替わるポイントにて路面の状況に対応しきれずにスピンをしてしまいました。幸い車への損傷は少なく2本目へ期待がかかりました。

 そして迎えた第2ヒート、気温はさらに上昇し、路面は砂が掃けよりハイスピードでの正確なコントロールが求められる路面へと変わりました。男子団体の部第1走者の小野は、プレッシャーを感じさせない思い切った走りで、第1ヒートから1秒アップの素晴らしいタイムを記録しました。続く第2走者の菰田も、舗装路面とダート路面が入れ替わるポイントで苦戦しつつも冷静かつ大胆な走りで第1ヒートから3秒アップの好タイムを記録しました。そして第3走者の坂田は、午前中の1本目のタイムがこの時点では未だ抜かれておらず全体1位のままの走行となりました。しかしながら気持ちが入りすぎたのか要所でミスをしてしまいましたが、その後持ち味のコントロール性を生かし無事に走行を終えるも惜しくもタイムダウンとなってしまいました。

 女子個人の部の呉安は、第1ヒートの走行を踏まえ、プレッシャーを跳ね除けさらに攻め込んだ走りを見せますが、女子トップタイムまでは及びませんでした。

 競技を終えて、男子団体は2位、また男子個人の部では、坂田が準優勝と好成績を収めることができました。

 2年ぶりの開催である事から本大会にかける思いは大きいものでしたが、普段の練習の成果を十分に発揮しチームの総合力で得た成績でした。しかしながら課題も多く見つかり、全日本戦へはより良い状態で万全の準備をして参る所存です。

 今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

慶應義塾體育會自動車部

主将 坂田 佳哉