中妻 照雄慶應義塾體育會自動車部 部長
慶應義塾體育會自動車部は、1931年に発足し、1952年に體育會へ加入しました。
現在まで、こうして私共自動車部が活動できますことは、長年にわたる諸先輩をはじめ関係各位、なによりも応援をして下さる皆様の物心両面にわたる多大なご支援、ご協力の賜物でございます。この場をお借りして、改めまして監督、コーチ、学生ともども心からなる御礼を申し上げたいと思います。
さて、現在自動車をめぐる社会環境は大きく変化しています。電気自動車や自動運転等の技術が急速に進んでいます。その中で、モータースポーツの魅力は、実用性だけではなく「スポーツ」としての人車一体感を得て、その限界に挑戦するものであり、決して小さくなることはありません。人は道具と技術を得て人となりました。自動車の劇的な進歩は新しいモータースポーツの側面をまた一つ引き出してくれると信じています。
慶應義塾の目的は「気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」でございます。
自動車部一同義塾の目的を達せんことを誓ってご挨拶とさせていただきます。
矢澤 健太郎 慶應義塾體育會自動車部 副部長
私がこの伝統ある體育會の部に関わらせていただくようになり、すでに20年になります。 自動車部は車両を使用して競技するクラブですが、車両に関するする知識や、 修理、 構築の技術、 ドライビングテクニック、安全への認識、 強い自制心、 競技への探求心などが総合的に求められていると思います。
長年に渡り慶應義塾大学自動車部は常に優秀な成績を残し、注目の存在であり続けています。 OB、 OGの諸先輩の指導・援助のもと、その伝統を守り続けて行ってほしいと思います。