2021.08.01

2021年度 全日本学生ダートトライアル選手権大会 試合報告書

去る8月1日(日)に行われました2021年度 全日本学生ダートトライアル選手権大会の試合結果につきまして、以下にご報告させて頂きます。


開催日:2021年8月1日(日)
開催場所:テクニックステージタカタ(広島県)

○試合結果

(男子団体の部 出場13チーム)

順位学校名・チーム名合計タイム
優勝早稲田大学6分19秒536
準優勝広島大学6分19秒845
3位広島工業大学6分20秒841
4位本塾6分23秒001
5位立命館大学6分24秒527

(男子個人の部 出場39名)

順位氏名(学校名)タイム
優勝南 優希(広島)2分3秒579
準優勝最上 佳樹(早稲田)2分3秒627
3位井上 翔太郎(広島)2分3秒751
4位田村 勇人(広島工業)2分3秒883
5位中嶋 竜成(広島工業)2分5秒354
6位小野 徳馬(本塾文3)2分6秒346
10位菰田 千也(本塾経3)2分7秒087
11位坂田 佳哉(本塾環4)2分8秒785

(女子個人の部 出場13名)

順位氏名(学校名)タイム
優勝宮岡 由実(同志社)2分10秒026
準優勝大沼 すず音(早稲田)2分12秒716
3位川崎 瀬夏(同志社)2分16秒512
11位呉安 真耶子(本塾環2)2分32秒487

○戦評

去る8月1日(日)、テクニックステージタカタに於いて2021年度全日本学生ダートトライアル選手権大会が開催されました。

昨年は新型コロナウイルスの影響もあり満足に練習が出来ない環境でしたが、部内での感染対策を徹底し、諦める事なく全員で戦う強い意志を持ち挑みました。

選手は全関東戦と同様に、男子団体の部に坂田佳哉(環4)、菰田千也(経3)、小野徳馬(文3)、女子個人の部に呉安真耶子(環2)の布陣で迎え、また今年は3年ぶりの広島での開催となり私たちは全関東戦で男子団体準優勝、坂田は個人も準優勝した勢いをそのままに優勝を目指して試合に臨みました。

迎えた第1ヒート、本塾第1走者の小野は全関東戦後、大きく成長し得意の広島の路面で確実に走るという第1走者の使命を果たしながらも、全大学の第1走者の中でトップタイムを記録しました。第2走者の菰田も滑りやすい路面に苦戦しながら、全関東戦の悔しさを基に獅子奮迅の走りで他大学の第2走者に引けを取らない好タイムを記録し団体の順位を押し上げました。第3走者の坂田は第1ヒートながらも攻めた走りで、果敢に挑戦し他大学に引けを取らないタイムを記録しました。女子個人の部で出場した呉安は慣れない車と滑りやすい路面のため安全な走りにシフトし、確実にタイムを残しました。第1ヒート終了時点で男子団体が3位、呉安は女子個人の部で10位の位置につきました。

そして午後の第2ヒート、男子団体の部第1走者の小野はアドバイスを参考に緊張を感じさせない強靭な精神力で第1ヒートから約7秒アップの2分6秒台にのせました。続く第2走者の菰田は慣れない路面を攻略しきれず、第1ヒートから約2秒ダウンにとどまり、全てが第3走者に託されます。この時点で優勝争い4校は1秒を削るコンマの戦いへと変化していきます。そして第3走者の坂田は、タイム次第で男子団体優勝に王手をかけるという緊張の中、自分の4年間をぶつける思いで望みましたが、車両のエンジンが吹けず更に駆動系にトラブルを抱え第1ヒートから約1秒アップにとどまってしまいました。女子個人の部の呉安は第1ヒートの反省を活かし、悔いのない走りで5秒アップの2分32秒台を記録しました。

結果は男子団体の部が4位、女子個人の部で呉安は11位となりました。万全の状態で車両をスタート地点に持っていく事の難しさ、現地での対応力、選手の精神面など課題を見つけ次に繋げられる良い機会となりました。しかし男子団体は全関東戦で準優勝していただけに悔いの残る結果となったのは事実であり、来る全日本学生ジムカーナ選手権大会ではこの雪辱を果たし、同じ悔しさを味合わぬ様に部員一同総力を挙げて戦って参る所存です。

今後とも自動車部への変わらぬご指導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

慶應義塾體育會自動車部

主将 坂田 佳哉