2016.08.21

平成28年度 全日本学生ジムカーナ選手権大会

去る8月21日(日)に行われました、平成28年度全日本学生ジムカーナ選手権大会の試合結果につきまして、以下にご報告させて頂きます。


開催日:平成28年8月21日(日)
開催場所:鈴鹿サーキット 国際南コース (三重県鈴鹿市)

試合結果

男子団体の部 出場33校

順位 学校名 総合タイム

※男子団体戦は選手3人それぞれのベストタイムの合計で順位が決定されます。
男子個人の部 出場99名

順位 氏名 学校名 タイム

戦評

本年度の全日本学生ジムカーナ選手権大会は、今年も鈴鹿サーキット国際南コースでの開催となりました。

全日本ダートから僅か2週間で本大会に向けて調整する必要があることから、効率を重視した練習方法と車両準備をしてきました。選手には、全関東学生ジムカーナ選手権大会と同様に、針山(総4)、近藤(理4)、鈴木(商3)の3名が選出されました。

日曜日の決勝に先立ち、土曜日に予選が行われました。予選は各選手1本勝負で、各チーム選手3名の内上位2名の合計タイムにより競われます。予選結果の上位15校は決勝で各選手2本の走行機会が得られ(A決勝)、下位22校は決勝では各選手1本のみの走行機会(B決勝)となります。予選では、近藤と鈴木が果敢に攻めた走りをみせ、予選1位という成績で、順調にA決勝へ駒を進めました。

翌決勝当日、朝方の雨も上がり、気温も35度を越す猛暑日となりました。本塾は、全関東ジムカーナの反省と全日本ダートの作戦を活かし、1本目を着実にタイムを残し、2本目にアタックしに行くという作戦で挑みました。

第1走者の近藤は、コースジムカーナが得意なことから鈴鹿の各コーナーをしっかりと攻めきって好タイムを見せましたが、パイロンセクションにて脱輪をしてしまい、10秒のペナルティを受けてしまいました。第2走者の鈴木もコースジムカーナを得意としていますが、近藤と同様のセクションにて脱輪をしてしまい、10秒のペナルティをしてしまい、大きく出遅れてしまいました。第3走者の針山は、リスクの少ない安定した走りで、午前1本目終了時点で個人7位という成績を残しました。

昼休憩時のコースオープンの際は、入念な慣熟歩行をして午後の全開アタックに備えました。

午後の走行が始まり、団体優勝に向けて、チャレンジャーの気持ちを忘れず、挑みました。近藤は、迷いのないアグレッシブな走りを見せ、個人戦の優勝タイムに迫る好タイムでしたが、ゴール直前に痛恨のパイロンタッチをしてしまい、5秒のペナルティを受けてしました。続く鈴木は、持ち前の車体をスライドさせるテクニックと得意なコースセクションで午前を大幅に上回るタイムを残しました。そして、最終走者の針山は、得意なパイロンセクションでタイムを稼ぎ、わずかながらタイムアップをさせましたが、団体戦ではパイロンタッチの5秒が致命傷となり、団体順位は6位でした。

優勝を目指して取り組み、予選では1位通過したことで、チームとして成長してきていることを実感したところでしたが、パイロンタッチさえ無ければ準優勝であっただけに、パイロンタッチの重さをあらためて痛感する大会にもなりました。

今大会では、コースの攻略方法を全日ダートに引き続き広島の大崎先輩にまで教えていただきました。また、今回使用した試合用のタイヤは、横浜ゴム株式会社の内山先輩、中村先輩、政友コーチにご提供していただきました。戦う以上に多くの先輩方からこうして支えられ、助けていただきながら我々は活動できている、ということも全部員が実感した大会でした。ご協力いただいた先輩の皆様、本当にありがとうございました。

本年度の全日本戦は11月のフィギュアを残すだけとなりましたが、最終目標である全日本総合杯獲得に向けて、今後の練習、試合に全力で臨んで参る所存です。

今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜ります様よろしくお願い申し上げます。