慶應義塾體育會自動車部は、1931年にモーター研究会(会長増井幸雄先生)として発足しました。
一年後の1932年、医学部モーター研究会(会長藤波剛一先生)、慶應義塾自動車協会(会長寺尾琢磨先生)が発足し、1933年にこの3つのクラブが合併して、慶應義塾自動車部(初代部長:林毅陸先生)が創立されました。その後1952年に體育會へ加入いたしました。
福澤諭吉先生は「先ず獣身を成して而して後に人心を養う」と唱え、西洋流の体育思想を取り入れて、スポーツを奨励し振興に努められました。
その教えに従い、慶應義塾體育會はスポーツにいそしみ義塾の発展に寄与しようとする塾生が先輩塾員の協力のもとに、技をみがき、体位の向上をはかるとともに、品性を統治し、学生スポーツの本旨を全うするため協同しております。
私たち體育會自動車部では、全日本学生自動車連盟に所属し競技を行っています。創部以来、時代の変化や自動車技術の発展に伴い競技内容は姿を変えています。現在は、ジムカーナ、ダートトライアル、フィギュアの三種目が主な競技です。
これらの競技に於いて慶應義塾の代表として勝利を目指すのは勿論、自動車の整備・運転技術の向上に日々精進しており、小泉体育賞や小泉体育努力賞を多くの部員が頂戴しております。
また私たちは競技を離れても、運転マナーや安全意識を高めこれを実践しており、自動車部独自の一般道走行許可制度を運用しています。
さらに、自動車を離れれば、體育會部員として一般塾生の模範となり、慶應義塾の名に恥じない言動、容姿を心掛けております。