平成29年度 全日本学生ダートトライアル選手権大会
去る8月6日(日)に行われました平成29年度全日本学生ダートトライアル選手権大会の試合結果につきまして、以下にご報告させて頂きます。
記
開催日:平成29年8月6日(日)
開催場所:丸和オートランド那須(栃木県)
試合結果
男子団体の部 出場18校
順位 | 学校名 | 総合タイム |
---|---|---|
男子個人の部 出場54名
順位 | 氏名 | 学校名 | タイム |
---|---|---|---|
女子個人の部 出場12名
順位 | 氏名 | 学校名 | タイム |
---|---|---|---|
戦評
去る8月6日(日)、丸和オートランド那須に於いて平成29年度全日本学生ダートトライアル選手権大会が開催されました。
選手は全関東戦と同様に、男子団体の部に新関(経4)、鈴木(商4)、馬場(商3)、女子個人の部に安武(理3)の布陣で試合に臨みました。本大会は全日本戦の初戦につき、チームに勢い付けるべく試験期間中も丸和遠征に出向いて練習を行うなど、気合いを込めて臨んだ試合でありました。試合のコースはハイスピードな設定となり、全関東戦に比べても難易度の高いものでしたが、練習の成果を発揮すべく、試合前の慣熟歩行は入念に行いました。
迎えた第1ヒート、本塾第1走者の新関は練習の効果か、思い切りの良い走りを最初からみせてチームを勢い付けます。第2走者の馬場も全関東ダートの反省を活かし、アグレッシブな走りで好タイムを残します。第3走者の鈴木は他大学を圧倒する走りをみせ、第1ヒート終了時点で個人1位の好タイムを残しチームを後押しします。
女子個人の部で出場した安武は、S字区間で車体の体勢を乱すものの素晴らしいコントロールでマシンをねじ伏せ、非力なエンジンながら堅実にタイムを残しました。午前の終了時点で男子団体の部が3位、女子個人では6位の位置につけました。
そして午後の第2ヒート、第1走者の新関は午前から約5秒のタイムアップで51秒台にのせます。バトンを引き継いだ第2走者の馬場も午前から約4秒のタイムアップで同様の51秒台を記録します。最終走者の鈴木は今年のダートトライアルを締めくくるにふさわしい渾身の走りで、2秒アップの46秒台という驚異的なタイムを叩き出し、他選手の追随を許しません。女子の安武は午前の走行から得た反省を活かし、7秒もタイムアップして2分3秒台を記録し、午後の走行を終えました。
結果は男子団体の部が3位、男子個人の部において鈴木が準優勝、女子個人の部で安武が6位となりました。男子団体ではスピード競技において今年初の表彰台でしたが、男子団体準優勝の広島大学には惜しくも0.5秒差で負け、続く全日本戦のポイント争いにおいても痛い結果でありました。一方、女子の安武は優勝した選手とのタイム差が約4秒の6位ではありますが、他チームが大排気量のエンジンやターボ車を使用するのに対して、NAのEP82というマシンのポテンシャル差を考慮すれば、その戦いぶりは表彰台に匹敵すると言っても過言ではありません。
本大会で男子団体は僅差の3位でしたが、内容としては全関東戦で得た反省を確実に実行できたものでありました。スピード競技初の表彰台入りを通じて勢いづいた我が部は、本大会にて得た手応えと反省を活かし、残りの全日本ジムカーナ戦においても年間スローガン「一致団結」を重んじ、総力をあげて戦って参る所存です。
今後とも自動車部への変わらぬご支援、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。