2014.08.03

平成26年度 全日本学生ダートトライアル選手権大会

去る8月3日(日)に行われました平成26年度全日本学生ダートトライアル選手権大会の試合結果につきまして、以下にご報告させて頂きます。


開催日:平成26年8月3日(日)
開催場所:テクニックステージタカタ(広島県)

試合結果

男子団体の部 出場21校

順位 学校名 総合タイム
優勝 甲南大学 5分35秒677
準優勝 広島大学 5分39秒598
3位 関西大学 5分39秒758
4位 青山学院大学 5分40秒694
5位 日本大学 5分41秒016
6位 中央大学 5分41秒220
7位 本塾 5分41秒255

男子個人の部 出場63名

順位 氏名 学校名 タイム
優勝 岡 翔太 甲南 1分50秒767
準優勝 渡部 哲成 日本 1分50秒818
3位 伊藤 大志 広島 1分51秒033
4位 志水 研太 甲南 1分51秒366
5位 多田 康治 中央 1分51秒430
6位 田島 浩章 広島工業 1分51秒440
10 大崎 悠悟 本塾 1分52秒457
14 佐野 勝也 本塾 1分53秒573
25 戸田 敬介 本塾 1分55秒225

戦評

本年度の全日本学生ダートトライアル選手権大会は、広島県のテクニックステージタカタにて行われました。ダートトライアルの全日本戦は、一年おきに、栃木県の丸和オートランド那須と、広島県のタカタで交互に開催されます。地元勢や、関西勢に勝つために、車両面、個々の技術面ともに、可能な限りの対策をして臨みました。選手には、全関東戦と同様に、主将・戸田(理4)、副将・大崎(総4)、佐野(理3)を選出しました。

ダートトライアルの全日本戦は、期末試験終了後すぐに開催されます。そのため試合の一週間前に広島まで行って練習を行うことは出来ませんでしたが、代わりに、全関東戦が行われた丸和オートランド那須にて練習を行い、ダートの感覚を取り戻すようにしました。さらに大会前日と前々日にタカタにて開催された練習会に参加し、路面などの感触を確かめることができました。

車両面では、足回りに更に改良を加えた他、カラーリングも変更して慶應カラーである紺と赤にしました。また、現地でもセッティングをいろいろ試した結果、非常に乗りやすい車両に仕上がりました。

迎えた試合当日、朝から小雨が降るウェットコンディションでした。第一走者の大崎の一本目は雨が弱まる比較的良いコンディションの中、ターンを上手くまとめ、1分52秒という好タイムを出し、個人暫定2位につけました。続く第二走者佐野は雨が強く降るなか、堅実な走りを見せて1分56秒を出し、二本目に繋げました。最終走者戸田は、強まった雨を警戒して慎重に行きすぎた結果、1分59秒と平凡なタイムしか残すことができませんでした。午前終了時の暫定順位は団体7位で、団体優勝のためには各自の大幅なタイムアップが必須となりました。

昼休みの慣熟歩行では、確実にタイムアップするためにブレーキングポイントの確認などを念入りに行い、午後の二本目のタイムアタックに備えました。

第一走者の大崎は午前より強まる雨の中、果敢にアタックするものの、ウェット路面に対応しきれず、タイムアップすることができませんでした。続く第二走者佐野は、午前からウェットコンディションであったため路面に慣れてタイムアップに成功し、1分53秒という好タイム(3秒アップ)を出しました。この結果、第二走者終了時点で、トップの甲南大学との差は6秒8となり、一本目に失敗している戸田の伸びしろからすれば、準優勝は確実、場合によっては優勝の可能性も出てきました。

いよいよ最終走者の戸田がチーム全員の期待を背負ってスタート。ところが中盤の低速セクションにて、気負い過ぎによるまさかのアンダーステアでベストラインから大きく外れ、約2秒の致命的なタイムロスを喫してしまいました。この結果、戸田のタイムは1分55秒と振るわず、男子団体の部は、7位に終わりました。個人の部でも、大崎が10位、佐野が14位、戸田が25位と、入賞者を出すことができませんでした。

本大会は、甲南大学が驚異的な速さを見せつけ、2位と大差で優勝しました。一方で2位と本塾との差は1秒6と戸田が落ち着いた走りを見せていれば、2位までは十分に狙えていました。優勝することも勿論目標ですが、全日本総合杯獲得という大きな目標のため、確実に2位を取っておくことが重要であったとあらためて感じ、悔いの残る大会となりました。

今大会においても、本塾の車両整備力の高さは確認できました。一方で、全関東戦に比べて短期間で準備が必要な全日本戦において、チーム状態、特に選手3人の状態をピークに持っていくことの難しさを改めて痛感しました。全日本総合杯獲得に向けて、8月下旬の全日本学生ジムカーナ選手権大会で男子団体の部で優勝するべく、選手の技量面、車両の面ともに、引き続き今できる最高の準備を行って大会に臨んでいく所存です。

最後になりましたが、本大会当日に多くの先輩に応援にお越しいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも塾自動車部に一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。